看護師といえば、正職員としてバリバリ医療現場で働くというイメージがあるかもしれませんが、時代とともに働き方も変化しています。それぞれのライフスタイルに合わせて、非常勤のパートやアルバイトとして働く選択肢も増えてきました。結婚や出産後には、家庭との両立を目指して日勤のみのパートを希望する看護師も少なくありません。また一方で、夜勤のほうが効率良く稼げるという理由から、夜勤のみのパートを希望する人も増加傾向にあります。フルタイムは無理でもパートなら働けるという場合、看護師としての資格や技術を活かして、柔軟な働き方を実践すつことは、看護師の強みと言っても過言ではないでしょう。
ちなみに、看護師は慢性的な人手不足であり、売り手市場になっているので、求人を見つけるのはそう難しくはありません。勤務時間や日数なども、パートやアルバイトであれば、ある程度希望に合う職場を選ぶことが可能です。ただし、社会保険の面では、正職員は加入することになりますが、パートやアルバイトの場合は、週30時間以上で、なおかつ2カ月以上の継続的な勤務という条件を満たしている場合のみしか加入できません。そのため、職場が健康保険料を半分以上負担してくれたり、将来受け取ることのできる厚生年金が増えたりするなどのメリットを享受するためには、社会保険に加入できる条件下で働く必要があります。
ただし、家庭のある看護師の場合は、家族の扶養に入るため収入額を調整したいという方もいるでしょう。ですから、それぞれの事情に合わせた働き方を選択し、それに合わせて社会保険の加入を検討しましょう。